ソエダ歯科HP
アーカイブ

PostHeaderIcon 自己骨髄細胞を用いた歯槽骨再生治療方法とは

インプラント治療の際に、歯を支えるあごの骨(歯槽骨)の量が不足していると、

インプラントを埋め込むことが出来ません。

ソエダ歯科では、このような患者様に対して、人工骨移植をおこなっておりますが、

もうひとつの選択肢として、自分自身の細胞を培養して、自分の骨を作ることができる

歯槽骨再生治療技術(TE-BONE)という治療方法が加わりました。

歯槽骨再生治療技術(TE-BONE)とは、東京大学医科学研究所で開発された最先端の

骨再生治療法で、患者様自身の骨髄細胞をご自身の血液(自己血清)とともに培養を行い、

培養骨を作るという最先端技術です。

患者様ご自身の細胞と血清を使用するため、免疫拒絶や移植材料による感染の

心配がなく、そういった面では安全性の高い治療といえます。

     

カウンセリング⇒同意書記入⇒血液検査

    CT・レントゲン撮影後に、「歯槽骨再生治療法」を希望される患者様のみ、

    適用例か診察させて頂き、添田院長から十分な説明を受けて頂いたあとに

    同意書にサインを記入して頂きます。

    その後、血液検査、感染症の検査等を受けて頂き、血液検査結果を確認後、

    「歯槽骨再生治療法」が可能か総合判断致します。

骨髄液の採取⇒採血⇒培養骨の作製⇒移植

    基盤提携医療機関にて、局所麻酔の後に腸骨から骨髄液(20ml)および、

    血液400mlを採取します。(血液は血液中から血清を抽出し、血清を培養液を加え、

    幹細胞の成長に必要な栄養とします)   

    細胞培養施設(CPC)で約5週間、自己血清を用いて、骨髄液中の間葉系幹細胞の

    培養を行います。増殖させた幹細胞を、骨芽細胞に誘導するために、更に誘導培地で

    約2週間、担体と共に培養し、培養骨を作製します。移植直前に培養骨の感染及び

    発熱物質の有無などを確認後、歯槽骨の足りない部分に移植して縫合します。

    培養骨はインプラントに対するくっつき具合がよく、骨の硬さについても本当の骨に

    近い硬さが得られることが、確認されています。 

インプラント施術

    培養骨の移植から約16週間後位に、CT等で歯槽骨の状態を確認し、骨が十分に

    再生されたと判断された患者様に、インプラントの埋め込み手術を行います。

    インプラントの埋め込み及び、埋め込み後も必要に応じて定期的に受診して頂く

    必要があります。


Comments are closed.