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Archive for 5月, 2010

PostHeaderIcon 院長ブログ Vol.21 「修羅場」

 

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「修羅場」 

血みどろの激しい戦いが行われている場所 

またそのような場所を想像させるような凄惨な事件、 

事故現場などを、よく修羅場と呼びます。 

また、江戸時代、歌舞伎、浄瑠璃など古典芸能で 

男女間の激しいやりとりの場面を「修羅場」と呼ぶように 

なったことで「夫の浮気が発覚した時、円満な家庭は 

俄に修羅場と化した」などと、男女関係のもめごと等でも 

使われるようです。(幸いな事に、妻の目が逆三角形になり、 

口から炎のような言葉が飛んでくることはあっても、家庭が 

修羅場と化したことはありません、ホント) 

     

阿修羅

さて、修羅場は、もともと仏教あるいはインド神話の伝承で、 

帝釈天と阿修羅との争いが行われた場所のことだそうです。 

帝釈天というとアラフィー、アラ還以上の皆さんは、 

「男はつらいよ」の主人公、風天の寅さんを思い浮かるかも 

しれませんが、帝釈天は忉利天という天界の王で、力を司る 

神といわれています。 

また阿修羅は、魔神あるいは悪鬼神といわれ、三面六臂 

(三つ顔と六本の腕)の独特の姿は、仏像の中でも最も 

人気のある一つではないかと思います。 

    

さて、もともと阿修羅は、帝釈天同様、天に住む神で正義を司っていたと云われています。 

阿修羅には舎脂(シャチー)という美しい娘がいていずれ天界の盟主である帝釈天に 

嫁がせたいと考えていました。 

しかし、帝釈天は力づくで舎脂を連れ去り、無理矢理手篭めにしてしまいました。 

それを知った阿修羅は、いくら娘を嫁がせたいと思っていた 

帝釈天

帝釈天であっても、その理不尽なやり方に激怒し、

戦いを挑むことになりました。 

いざ戦いとなると、力の差は明らかで、天界の王たる

帝釈天は配下の四天王、三十三天などの神の軍勢を付き従え、 

悪圧倒的な力でいつも阿修羅の軍勢を、蹴散らしていました。 

ところが、ある日、いつになく帝釈天側の形勢が悪く、

怒濤の ように攻めこんでくる阿修羅の軍勢になす術もなく

退却を繰り返していました。 

その時、突然、帝釈天の軍勢が方向転換し、阿修羅の軍勢に攻め返していきました。 

不可思議な帝釈天の行動に、何か罠があると思い、阿修羅の軍勢は恐れをなして 

逃げていったとされています。 

帝釈天の不可思議な行動は、深い慈悲からでたもので、彼の退路に蟻が行列を 

つくって歩いていた(一説によると鳥の雛が、巣で鳴いていた)ため 

このまま、退却すれば、何の関係もない蟻を巻き込んで踏み殺してしまうと考え、 

このような行 動に出たという話が仏典に残っています。 

この話を聞けば、なぜ阿修羅が魔神になり、帝釈天が天の神なのか? 

不思議に思う皆さんも多いとのではないでしょうか? 

誰が考えても、阿修羅のほうに正義があり、力づくで娘を連れ去り、手篭めにした

帝釈天の ほうに非があるのは当然で、神の世界ならずとも人間の世界でも、 

そういうことをすれば、厳しい法の裁きを受け、刑務所行きは免れないでしょう。 

また自分の娘をそういう目に遭わされれば、激怒し報復を望むのは当然でしょう。 

しかし阿修羅が魔神たる所以は、一説によると連れ去られた 

娘の舎脂が帝釈天に惚れてしまい、また帝釈天も自分の非を詫び、 

舎脂を正式に夫人に迎え仲睦まじく暮らしはじめたにもかかわらず 

阿修羅は、自分の正義に固執し執拗に闘争をいどみ 

相手を赦す心を失ってしまったためと云われています。 

この帝釈天と阿修羅の話は正しいことでも、それに固執し続け相手、 

周囲に対して慈悲の気持ちを忘れ、怒りを持ち続けると知らないうちに、 

正しい道を外れてしまうという、教訓のように感じます。 

     

我々のところには、時々歯医者院恐怖症と思われるかたが来院されます。 

恐怖から何度も治療を中断してしまう患者さんに、一生懸命正しいと思われる 

治療を行っているがゆえ、ついついイラッとし 

阿修羅のような顔になってしまうことがありますが 

その方たちにとって、我々歯科医は、注射・抜歯器具・ドリルなど 

恐ろしい道具を手にし、恐ろしい顔をした悪鬼で 

治療するチェアーの上を修羅場のように 

感じられているにちがいないわけで、 

そう、修羅場の阿修羅に顔になりそうになったら 

そういったときは、修羅場の蟻のことを思い出し 

患者さんに、優しい言葉をかけるようにしています。 

 医療法人 添田歯科診療所 院長 添田義博

PostHeaderIcon 院長ブログ Vol.20 「IN ONE’S MOUTH」

   

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「IN ONE’S MOUTH」

      

2005年に公開された、キャメロン・ディアズさん主演の「IN HER SHOES」

という映画があります。5年近く前に見た映画なので詳細は忘れましたが、

ストーリは内面にコンプレックスを持っている妹と外見にコンプレックスを持っている

姉の心のすれ違いと葛藤(かっとう)、そしてそれを通じた主人公の

女性の自分探しを描いたものだったと思います。

英和辞書で調べるとSHOEのところに

「IN A ONE‘S SHOES」

「相手の(苦しい)立場になって」 と訳がありました。

ところで、仕事柄、毎日のように患者さんの口の中に手を入れて

いる私は本当に患者さんの苦しい気持ち(歯の痛みなど)が分かっているかといわれると

正直、反省をしないといけない時もあります。

私ごとですが、10歳ぐらいまで堺の方に住んでいました。

隣家が、駄菓子屋さんで、両親が忙しく家にいないことが多いのをいいことに

こずかいをもらうとすぐ隣に走っていき、飴、ガム、チョコレート

アイスキャンデー等など、好き放題食べていました。

食べてもろくろく歯も磨かず、近所の子供と探検ごっこや、戦争ごっこなどと

遊び呆けていたので、因果応報、私の口の中はみるみる虫歯に侵されていきました。

舌で触って分かるぐらいの虫歯の穴が奥歯にできたのですが

痛みがないからと放置しておくと、とうとうある日突然、痛みが襲ってきました。

「歯医者の息子が、虫歯がいっぱいでみっともないはなしやな」と言われながら

母に、夜遅く父の診療所へ連れて行かれ、歯の治療を受ける羽目になりました。

ウィーン、ウィーンとエアータービンの音が耳元に大きく響きだし

歯に何ともいえない不快な振動が伝わりはじめ、恐怖と不快感に耐えきれず

体をゆすりました。

父 「動いたら、危ない、じっとして」

私 「ちょっときりきりする」

父 「ちょっとぐらい痛いのがまんせな治療でけへんじゃん」

私 「顎がしんどい」

父 「口を大きく開けへんかったら、危ない」

私 「ちょっといたい!」

父 「もうちょっとで終わるからちょっとぐらい我慢し、がまんせんかったら痛いの治れへんで」

治療は、2、30分ぐらいで終わったのですが、当時の私にとって

終わりのないほどの永い時間に思え、父も恐ろしい地獄で亡者たちに

拷問を科す鬼のように思えました

今思えば、当時、父は朝の6時ぐらいから夜9時ぐらいまで働き、日曜も技工の仕事などで

診療所で仕事をすることがよくあり、かなり疲れていて、

自分の子供に優しく、丁寧に、子供の気持ちになって治療することを求めること自体

酷なことだと感じます。

何れにしても当時は、本当に辛い、苦しい体験でしたが、今では

患者さんの苦しい立場を理解する、良い体験だったと感じています。

患者さんが、治療中痛みを訴えられたり、不快な思いをされたりした時

自分の体験をオーバーラップさせ、できる限り患者さんの立場で

「IN ONE‘S SOHES」そして「IN ONE’S MOUTH」で

考え、治療するように心がけています。

医療法人 添田歯科診療所 院長 添田義博

PostHeaderIcon 院長ブログ Vol.19 「五月蝿い」

 

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 「五月蝿い」

「ウィーン、ガリガリ、ガリガリ、ウィーン」

「先生、その五月蝿い音、何とかなりませんか?それを聞くと寿命が縮まりますわ」と

歯医者恐怖症と思しき患者さんから、この、五月蝿い切削器具の

音に対しお叱りを受けたことがあります。

我々は、30年近く前から、ほぼ毎日この音に慣れ親しんでいるので

決して心地よい音とは感じませんが、いつのまにか鈍感になってしまっています。

しかし、たまに治療に来られて歯を削られる側の患者さんにしてみれば、

さぞかし、不快な五月蝿い音だと感じられると思います。

私も、幼いころ、よく父に虫歯の治療してもらった経験があるので

その、不快な、五月蝿い音で条件反射のごとく患者さんが体を捩ってチェアーから

逃げだしそうになる気持ちはよく分かります。

      

ところで、「うるさい」を何故、「五月蝿い」と書くのかといいますと

もともと、「うるさい」は「煩い」と書くのが正解だったそうです。

しかし、江戸時代中期に、五月(陰暦、現在の六月)の蝿は元気がよく

ブンブン飛び回り、うるさいので五月蝿いという漢字を当てたそうで

それ以来、「うるさい」は「五月蝿い」とも書くようになったそうです。

このブンブン飛び回る、「うるさい」、「五月蝿い」

蝿は、ゴキブリと並んで害虫の代表のような虫ですが

バイ菌をまき散らす、きたない、迷惑な虫とバカにばかりできません

彼らは、ブンブンと五月蝿く飛びまわるだけが能じゃないようで

なんと、彼らの子供、ウジ虫くんは医療の現場で立派に治療者として活躍しています。

彼らが活躍する治療法はマゴット(英語でウジ虫)治療といい、

その歴史は古く、オーストラリアのアボリジニ人社会、古代マヤ、ビルマ伝統医療など

数千年前から行われていた記録があるそうです。

19世紀になって、アメリカで西洋医学に取り入れられ

広く欧米に普及しましたが、様々な抗生物質の開発、外科治療の進歩により

1940年以降は、衰退していきほとんど行われなくなりました。

しかし、現代、抗生物質の多用により、抗生物質が効かない耐性菌など出現、

そして糖尿病患者の増加などにより、再び、脚光を浴びています。

無菌状態で育てられたウジ虫くんが、糖尿病性壊疽や難治性の創傷などで

苦しんでいる患者さんの患部に投入されます。

彼らは、細菌で汚染され壊死した組織だけを食べて

不必要なことはしません(我々も見習わないといけないですね)

そして、彼らが出す分泌物には病原菌を、殺菌作用があることも分かっています。

私は、マゴット治療を調べてみて

『きたない虫の代名詞である蝿の子供が、きたない創をきれいにし、おまけに

きたないバイキンをやっつけてくれるなんて、とても面白い治療があるもんだな、

将来、もし糖尿病などの病気になれば、お医者さんに診てもらうより、

ひょっとして、ウジ虫くんのお世話になった方がいいかもしれないな』と感じました。

    

夏が近づき蒸し暑くなってくると、ごくたまに五月蝿い蝿が診療所に紛れ込むことがあります

ブンブン五月蝿く飛びまわり、疲れて、チェアーの片隅で羽を休めている、蝿を見つけると

患者さんに顔をしかめられ、五月蝿い音を出しながら

虫歯や歯石などバイ菌の塊や、バイ菌に汚染された部分を削りとっている我々は

マゴット治療で活躍している、蝿の子、ウジ虫と同じで、妙に親近感を感じ

小林一茶の「やれうつな、蝿が手をすり、足をする」という有名な俳句が思い浮かびます。

そして『ブンブン五月蝿く言わずに、誰にも見つからず外に出て行けよ』と心の中で

蝿に語りかけます。 

医療法人 添田歯科診療所 添田義博

※小林一茶 : 宝暦13年-文政10年(1763-1828)

          長野県北部信濃町柏原出身。江戸時代を代表する俳人の一人

※アボリジニ人:アボリジニ(Aborigine)とは狩猟採集生活を営んでいた

          オーストラリア大陸と周辺の島々の先住民

          ”aborigine” は、英語において日本語の原住民に当たる言葉だが、

          先住民という概念が広がるにつれオーストラリア先住民という意味合いで

          使われることが多くなった

          「アボリジニ」に差別的な響きが強いため、現在では「アボリジナル」または

          「オーストラリア先住民」という表現が一般化しつつ有る。

PostHeaderIcon 歯のお話⑦ (歯磨き方法) 

 

みなさんはどのように歯磨きしていますか?

 丁寧に1本づつ時間をかけて磨いている方や、ササっと簡単に済ませてしまう方などもいらっしゃると思いますが、虫歯や歯周病予防のためには、丁寧に正しいブラッシング方法で歯磨きして頂くことが大切です。歯の磨き方は、何種類かありますが、今回はバス法とスクラッピング法についてご説明させて頂きます。

  

★ バス法

プラークのつきやすい歯と歯ぐきの境目、ポケット内の清掃を重点的に行います。歯ブラシを図のように45度の角度で当てて毛先をポケットの中に入らせ、細かく細かく振動を与えるように磨きます。辺縁歯グキのマッサージも行うので、歯周病の治療や予防に効果的なブラッシング方法です。力を入れすぎたり、硬めの歯ブラシを使用すると歯ぐきをいためたりするので、やわらかい毛先の歯ブラシを使用しましょう。

 

歯ブラシの毛先を45度の角度で歯肉に当てる。

      

 

そのまま押し当てながら、歯肉の縁の方に滑らす。

 

 

この位置で、歯ブラシを小刻みに(2mm幅くらい)振動させる。

 

 

歯ブラシを回転しながら1本ずつ磨く

  

★ ローリング法

ローリング法という従来からの方法です。図のように、上の歯であれば、上から下に歯ブラシを回転させるように磨きます。歯ではなく、まず歯ぐきに当ててブラッシングすることで歯ぐきのマッサージになり、血行を促進する効果もあります。歯並びにあわせて汚れや歯垢を取り除く方法です。

 

 歯ブラシの側面を歯肉と平行にあてる

  

 

 毛先を歯肉に押しあてて小刻みに振動させながらマッサージする

  

 

上の歯は上から下へ、下の歯は下から上へと歯ブラシを回転させます

 

 

 奥歯は歯の噛み合う面に毛先をあて、前後に動かして磨く

 

1日3回毎食後に歯磨きするのが理想的ですが、お仕事などで難しい場合は、1日2回は少なくても磨きましょう。就寝時は唾液の分泌が低下し、むし歯や歯周病になるリスクが高くなるため、特に寝る前の歯磨きは一番時間をかけて丁寧にしましょう。ひとりひとり歯の並びは違うので、磨き方もそれぞれです。添田歯科ではいつでも歯の磨き方や歯垢、歯石除去や、歯の磨き方をお教えしておりますので、一度歯科医師や衛生士とご相談の上、自分に合った磨き方をみつけてください。

PostHeaderIcon 院長ブログ Vol.18 「代役」

 

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「代役」

私が、まだ小学生1年か2年ぐらいの頃父の診療所に、タカラヅカ歌劇の

有名な先生がよく治療に来られていました。

当時は、その先生の紹介でタカラジェンヌも結構たくさん治療に来られていたようです。

父も母も、その先生とは懇意にしていて、よく無料の招待券をいただいていたようです。

そんな関係もあり母に連れられ、何度かタカラヅカを見に行ったことがあります。

その頃は、ワンパク坊主ではなかったけど、ガサツで落ち着きがなく

母からよく叱られた記憶が残っています。

私は、虫取り、カエル取りや、探検ごっこ、探偵ごっこなど、外で

遊ぶ方が好きだったので、1時間も2時間もジッと座っておとなしく

観劇するのは、牢獄に押し込められた囚人のような心地だったことを覚えています。

私にとって最後のタカラヅカになったときのお話をしたいと思います。

   

宝塚の駅を降り、劇場ゆく道すがら並木の枝でカミキリ虫を見つけ、捕まえて、喜んで

ポケットに隠し持っていたのですが、劇場に入る前に母に見つかり、

「こんな変な虫、持って入ったらみんなビックリしはるやないの、はよ、捨てといで」と

強制的にカミキリ虫を開放させられました。

さて、劇の内容は忘れましたが、確か「回転木馬』とかいうタイトルのお涙ちょうだいの

悲しい物語だったと思います。幕が開き、第一幕がはじまりました。

私はすぐに退屈になり、足をブラブラさせていると

母  「がさがさせんと、おとなしく見ときなさい」

私  「おしっこ」

母  「もうちょっと我慢し、男の子やろ」

こんな時だけ、どういうわけ男の子というだけで辛い思いをした記憶が残っている

私  「もう、もれる」

母  「もう5分したら休憩や、我慢したらソフトクリーム買ったげよ」

さて、目先のソフトクリームにつられ、何とかお漏らしの危機を乗り切り

ご褒美のソフトクリームにありつくことができ、第二幕が始まりました。

二幕の始まりは、愛し合う男女の悲しい別れのシーンで、確か主役の男役は、

自分の愛馬を連れていました。

なんとその馬が本当の馬で、今まで本当の馬などお目にかかったことがない私は

私  「うわ~!ほんまもんの馬やかっこえ~」と歓声をあげてしまいました

母  「静かにしなさい、静かにせえへんかったら、口ひねるよ」と小声で脅かされつつ

めげずに、がさがさしていたようです。

物語は静かに進んでいき、運命に翻弄され別れなければならない男女の悲しみは

物悲しい音楽とともにクライマックスへと進んでいきました。

別れを惜しみ、泣きながら抱き合う二人の傍らに馬が繋ぎ止められていました。

私は、二人の別れより馬のほうに興味があったので、ずっと馬ばかり観察していました。

そして、ウンメイの時がやってきました。

愛し合う二人の傍らの馬のお尻から、大きなお団子のような茶色の

かたまりがブツブツ、ボタボタと落ちてくるではありませんか!

おもわず私は「あっ、馬、ウンコ、ウンコしてる、馬もウンコ我慢でけへん

かったんや~」と、今度は、周りの人が気づくぐらいの歓声をあげてしまいました。

私の声が、引き金になったかどうかは定かではありませんが、観客すべての注目が、

主役のタカラジェンヌさんたちから、馬に移り場内は笑いの渦に飲み込まれました。

二人は、何が起こったのかとっさに理解できず狐につままれたような感じで、キョロキョロし、

セリフもシドロモドロ。

今から考えると、役者さんたちは本当に気の毒だったと感じますが、まるでタカラヅカ歌劇が

タカラヅカ喜劇へと変わってしまったようでした。

暫くおいて、急いで幕が引かれ臨時休憩のアナウンスがありました。

20分、30分おいて再び、第二幕が開いて物語が始まりました。

役者さんは同じ人だったと思いますが、馬がさきほどの本物ではなく、ひとりが頭の部分で

もう一人がおしりの部分をうけもち二人の人間で一頭の馬の着ぐるみを着た、ぜんぜん

馬らしくない代役が出てきました。

私  「なんや、ニセもんの馬やん、かっこわる~」

母  「ええ加減にしいや、あなたなんかもう絶対、ここに連れてけーへんからな」と

小声で叱られつつ、その代役を見て本当にがっかりしたことを今でも、どういうわけか

鮮やかに記憶に残っています。

そして母の言葉どおりこの一件いらい、タカラヅカの劇場内に足を踏み入れることは

なくなりました。

 

(タカラジェンヌをはじめタカラヅカ関係者、そしてタカラヅカファンの皆様タカラヅカ歌劇は、

日本でトップの劇団だと思っています、この内容は決してタカラヅカを誹謗中傷する目的では

ありません。品位を落とす内容でケシカラヌと感じられるかたがございましたら、

平にお詫び申し上げます。すいません。)

  

さて、私たちの仕事は、補綴治療といって(クラウン、ブリッジなどのかぶせもの入れ歯

インプラントなど)人工物を入れる治療が 大きなウェートを占めております。

いわば、患者さんが失われた歯や歯質の代役を提供する仕事です。

この代役が、患者さんをがっかりさせず、本物の歯のように活躍し、患者さんが本当の歯

のように喜んでいただけるよう日々、スタッフとともに精進していきたいと考えております。

医療法人 添田歯科診療所 院長 添田義博

PostHeaderIcon 院長ブログ Vol.17 「サトリとキコリ後日譚」

   

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「キコリとサトリ後日譚」

さてその後、サトリを捕えたキコリはどうなったか?

         

キコリは、逃げられないように家の中に頑丈な檻を造り、サトリを檻にいれておいた。

キコリがサトリを捕まえたという噂は、瞬く間に村中に広がり、毎日のように村人たちが

サトリを見せてくれとキコリの家に、集まってきた。

そうこうするうちに、隣村、そのまた隣村と噂が広まりたくさんの人々が、キコリの家に訪れ、

毎日行列ができるありさまである。キコリは、多くの人から今まで誰も捕まえることが

できなかったサトリを捕まえるなんて、なんて素晴しい、いったいどうやって捕まえたのか

教えていただきたい」などと、もちあげられ、チヤホヤされた。

自分のことを、通常の人とは違う特別な人間だと思うようになった。

そうすると、キコリにオゴリ、ウヌボレという妖怪が取り憑きはじめた。

やがて、サトリの噂は山を越え、川を渡り、遠くの町からも更に多くの人々がキコリの家に

訪れるようになった。

キコリは『苦労して捕まえたサトリを何もタダで見せることはない、銭をいただいて当然だ』と

思うようになりお金を取ってサトリを見せるようになった。

木を伐らなくても、毎日、米俵一杯の小判がたまるようになり、キコリは『あくせく木を伐っても

大した銭にならぬ、キコリなどバカらしくてやってられるか』と思うようになった。

そうすると、キコリにナマケという妖怪も取り憑きはじめた。

キコリが、一日中酒など飲んでブラブラして遊んでいてもサトリ見たさに、来る日も来る日も、

行列をなし多くの人々が訪れ、キコリは蔵から溢れるほどの小判がたまった。

それでも、キコリはもっともっと銭が欲しいと思うようになった。

そうすると、キコリにムサボリという妖怪も取り憑くようになった。

キコリは、サトリを連れ大きな町を、見せ物興行を打つようになりサトリの飴、サトリの饅頭、

サトリの絵巻、サトリの匂い袋などなど、サトリ関連グッズなども売り出し、飛ぶように売れた。

ついにサトリの噂は国中に広まり、都の帝(みかど)の耳にも入った。

キコリは、帝にから「サトリを連れて参内せよ」という勅命を受けた。

キコリはキラビヤかなお公家さまのような装束を身につけ、帝のもとに参内し公家や武士しか

もらうことができない官位を授けられ、有頂天になり「おれほどの優れた者は、世界中

さがしてもおらんぞ」と思った。

その途端、檻の中に入れ連れていたサトリが突然消え去りキコリは、鼻が天狗のように高く、

目はギラギラと猛獣のようにひかりだし、面の皮がガサガサで、醜く分厚く膨れ上がり、

腹は真っ黒で背中は、フン反り返りようもないほど反りかえり二目と見れないような

妖怪になってしまった。そして、虚空から再びサトリが現れ、キコリであった妖怪に向かって

「あわれなやつめ、サトリを捕らえたと思ったら手放さないとこういうことになるのだケロケロ」と

言って虚空に消えていったとさ。

おしまい

 

この「キコリとサトリ後日譚」は、数年前に自分の頭の中にとどめていた話で、

全くの創作でこんな話はどこにもありませんし、誠に稚拙な話です。

ただ、わたしが思うのは、何か悟ったと思い、それにこだわったり、自慢したり、

ひけらかし、それを人に押しつけたり、それでお金儲けを目論んだりすると、

鼻持ちならぬ面の皮の厚い人間の姿をした妖怪に変わってしまうよう気がします。

わたしも、日頃、スタッフ、業者さん、患者さん、同業の先生などと接し、

おれは人よりできる、特別だなどという気持ちが芽生えたときは「キコリとサトリ」

そして自作「キコリとサトリ後日譚」を思い出すようにしていますケロケロ。

医療法人 添田歯科診療所 院長 添田義博

PostHeaderIcon 院長ブログ Vol.16 「サトリとキコリ」

 

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「サトリとキコリ」

昔、山奥の小さな村にキコリがいた。キコリは、森で木を伐ったり  

畑を耕したりし、細々と暮らしていた。

ある日、木を伐るために森の奥深くまでやって来ると古い切り株の上に、

何やら見たこともないような生き物が胡坐をかいていた。サトリだった。

サトリは、神出鬼没で、人の心を読み、たぶらかす不思議な妖怪だった。

さとりの化け物 鳥山石燕画          「今昔画図続百鬼」出典

今まで数多くの人が、捕まえようとして、誰一人として

捕まえることができなかった妖怪だった。

キコリは、村の長老からキコリのこと聞いて知っていた

キコリ 『よし、こいつを生け捕りにしてやろう』

サトリ 『おまえ、おれを生け捕りにするつもりだな』

キコリ 『こいつはオドロイタ、噂通りの妖怪だ、用心して

     かからねば』

サトリ 『おれに心を読まれオドロイテいるな、いくら用心

     しても、おまえのようなボンクラには、捕まらぬ

     は・・・は、は、は、は、ケロケロ』

そう言って、キコリを嘲笑いバカにし始めた。

キコリ 『ええい、チョームカつくやつめ、いっそのことこの

     斧で撃ち殺してやる』

サトリ 『おお怖い、おれを斧で撃ち殺すか・・・逃げろや、逃げろケロケロ』

サトリは、キコリの前からぱっと消え、少し離れた木の枝にまた姿を現した

キコリ 『こんなやつを相手にしたら、商売あがったりだ、どこへでも失せやがれ』

サトリ 『おれを捕まえることをあきらめたか、情けない奴めケロケロ』

キコリは、サトリがいることを忘れようと、木を伐ることに集中しはじめた

そうしているうちに、本当にサトリがいることを忘れ、汗だくになりながら、

真剣に木を伐り続けた。そして突然斧を木に入れたとき、ガチンと鋭い音がし

斧の先が柄から外れ、サトリの方へ飛んでいき、サトリの頭にあたり

サトリは気絶した。

こうしてキコリはサトリを捕えることができたとさ。

            

このキコリとサトリの話は、もう20年ぐらいに読んだ、確か「禅の話」という本に

載っていたものを、記憶をもとに書いたものです

本には、こうしたら得だ、ああしたら成功するとか、欲にとわれると足元をすくわれる、

目先の欲にとわれず無心で自分のできることをすると道(さとり)は開けるということを

解説してあったと思います。(この内容をよくご存じのかた、内容が大きくズレテいたら

すいません。お詫び申し上げます)。

わたしも日頃、こうしたら得だ、ああしたら損だという思いにとらわれそうになったときは、

この話を思い出すようにしています。

医療法人 添田歯科診療所 院長 添田義博

PostHeaderIcon 院長ブログ Vol.15 「小フーガ 歯嘆調」

 

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「小フーガ 歯嘆調」

中学生ぐらいから、クラッシック音楽が好きで月並みですが、

モーッアルト、ベートーベン、シューベルト、ドヴォルザークなどなど

シンフォニーを好んで、よく聞いたものです。

最近はバロックを好んで聞きますが、バロックといえば

バッハの曲が最もよく聞かれているのではないかと思います。

   

わたしの娘は、今春高校を卒業したのですが、在学中コーラス部に在籍したことも

あり歌が好きでよく歌を口ずさみながら何かしています。

昨年秋ぐらいに、受験勉強の息抜きにPCを見ながらバッハの小フーガト短調の調べで、

変な歌を歌っていました

娘 「あなたは髪の毛ありますか? ありますか~?(ありますか~?)

   ありますか~(ありますか~?)ハゲハゲこんなのやだ 髪の毛消え去っていく

   ハゲパゲハゲパゲハゲハー・・・・・」

ブリーフ&トランクス アルバム「ボクらのエキス」  4曲目の収録曲

 

変な歌だけど、妙にインパクトの強い歌なので娘に、

誰の歌か聞いてみるとブリーフ&トランクスという男性二人組の

ボーカリスト「小フーガハゲ短調」という曲だそうです。

(もう解散して活動はしていないそうですが、興味のあるかたは、

歌を聴いてみて下さい。)

   

そこで私も彼らに負けず、作詞してみました。

音符「あなたは奥歯がありますか? ありますか~?(ありますか~?)

  ありますか~(ありますか~?)義歯義歯こんなのやだ 奥の歯消え去っていく

  ギシガタギシガタギシバー・・・・・」音符

奥歯がないかた、義歯を入れられているかた、気を悪くされたら

お詫びします、すいません。

しかし、奥歯がなくて困っているかた、義歯が合わなくて困っているかた

インプラントという治療法もあります

そんなかたは、当ソエダ医院に気軽に相談におこしください。

医療法人 添田歯科診療所 院長 添田義博

    
 
気になることは下記詳細まで・・・             h05

★ 歯ぐきが腫れたり、出血する。口臭が気になる  ➜  歯科人間ドック ・ PMTC

★ 歯が抜けてしまった ➜ インプラント ・ 入れ歯

★ 歯を白くしたい ➜ ホワイトニング ・ ホームホワイトニング

★ さし歯や銀歯を白くしたい ➜  差し歯 ・ ジルコニア  ・ セラミック、ハイブリット

★ 歯ぐきの黒ずみをとりたい ➜ 歯ぐきのホワイトニング           

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PostHeaderIcon 院長ブログ Vol.14 「4:2:1」

             

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「 4:2:1 」

宿題になっていたことを思い出しました。

たしか、No.3「カンガルーの歯肉炎」でお話したこと

我々、人間が『本来食べるべきもの』について、まだ、お答えしていませんでした。 

  

私は、6年前から東洋医学の年間コース(年6回)を受講しています。

その講師の先生は、20数年前、京都大学医学部の胸部外科に

在籍されておられ、悪性腫瘍などの手術に明け暮れる日々を過ごしておられたのですが

外科的な治療の限界と、患者さんへの負担の大きさに疑問感じ

できるだけ切らずに治療する方法を、模索しているとき東洋医学に出会われそうです。

それ以来、東洋医学を奥深く勉強され、多くの患者さんに東洋医学と西洋医学を

組み合わせた治療(中医学)を実践され、数多くの実績を上げておられます。

先日、その東洋医学の講習会の定例会を受講した際、

健康と食事について、お話をされていました。

その先生によると、

主食(米などの穀類)が55%、

副食(おかず)が45%の割合の比率で

新鮮な、季節々の旬のものを食べることが理想的だそうです。

そして、最近の人は、おかずを取りすぎ栄養過多になり

生活習慣病を発症する要因の一つになっているとのことでした。

 

話は変わりますが、                                       

http://www.wallpa perlink.com/bin/ 0607/02346.html

口腔解剖学教室で、先輩の研究のお手伝いをしているとき

先輩が、いろいろな哺乳動物の顎の標本を見ながら

「肉食動物の歯は、肉を引きちぎるのに適した形態をしているし

草食動物の歯は、草木を噛み切って磨り潰すのにて適した形態をいる

また、雑食動物の歯は、肉食動物、草食動物の両方の特徴を併せ

持っている。歯というのはその動物の食性をよく表わしている」

ということをよく言われていたことを思い出しました。

   

我々人類は、生命が地球に誕生した約38億年前から気の遠くなるような長い時間を

かけ進化をへて、現在のような歯をもつようになったわけですが、我々の歯について

お話させていただくと、我々、人間の歯は、知歯を除いて28本あります。

そのうち16本は、臼歯(小臼歯、大臼歯)で臼のような形をしていて読んで字のごとく臼で

あり、上下で噛み合わせて穀物などを磨り潰すのに適した機能を持っています。

8本は切歯(側切歯、中切歯)でシャベルのような形をしていて上下で噛みあわせ

野菜などをハサミで切るような機能を持っています

4本は、犬歯で、円錐形の矢じりのような形をしていて、肉を矢じりのように突き破る

(引きちぎる)ような機能を持っています。

クリックで拡大

28本のうち16本、すなわち4/7は穀類

28本のうち 8本、すなわち2/7は野菜類

28本のうち 4本、すなわち1/7は肉類

そう、全体の食事の量を7とすると、その割合は

穀類:野菜類:肉類  = 4:2:1 となります。

そして、この穀類の割合は4/7≒57%であり

さきほど、東洋医学の講師の穀類55%とほぼ同じ値になります。

『そう、こういった食事をすることが、大事なんだよな』とひとり納得し、

うなづいているところへ、娘が

「パパ、これ食べてみて、すごく美味しい」

と差し出した新発売のポテトチップを思わず、口に・・・

医療法人 添田歯科診療所 院長 添田義博

 

※ 食性 : 動物の食物に関する性質のこと。動物は個体維持のため食物を食べるが、

        その種類、様式(食べ方)は、動物の種により異なり非常に多様である

PostHeaderIcon 「インプラント専門技工士」 資格取得

インプラント学会認定

「インプラント専門技工士」に当院の歯科技工士が合格しました。 

ソエダ歯科では、

院長の「インプラント認定医・指導医」

歯科衛生士の「インプラント専門衛生士」に続き、

当院の歯科技工士も「インプラント専門技工士」の

資格を取得しました。

添田歯科では、スタッフ一同技術向上に努めています。

  

技工士は、保険の詰め物や、セラミックの差し歯、

インプラント手術後の補綴物の作製等をしています。

通常の補綴物の作製よりも、インプラントの補綴物は、

更なる知識と技術と経験等が必要とされています。

当院では、院内に技工士が常に3名在中しており、

急な義歯の修理などにも対応しております。

(特殊な補綴物や、特殊なインプラント補綴物などは、

院外の有名な技工所での作製も行っています)