Archive for 9月, 2016
歯のお話⑭ 「動物と人間の歯」
動物はそれぞれの生活に適した歯のカタチと機能を持っています。
直接、生きることとつながっているから、歯を傷めると命にかかわります。
人間の歯も食べるためだけではなく、発音に影響しますし、咀嚼運動は
脳にも刺激を与えると言われています。また噛み心地によっては
味わいも変わるなど、歯の働きも多様です。
「 トラ 」
「ガォー」と肉を食いちぎります。
トラの大好物といえば・・・そうお肉ですよね。
肉食動物のキバは犬歯(糸切り歯)が発達したもので、
食いちぎるのに適しています。
「 リス 」
ガリガリ!ポリポリ!リスやビーバーなどの
げっ歯類は前歯がとても丈夫です。ドングリやかたい木をかじって、
歯がすり減っても、前歯(門歯)だけは伸び続けるので、
削れてなくなる心配はありません。
うさちゃんを正面からみると、上下の前歯が2本ずつ見えているので
げっ歯類と間違われやすいですが、実は、上の前歯2本の裏側には
小さな2本が重なってはえているので、「重歯目」に分類されています。
硬い牧草などを歯で擦り合わせて食べるため、歯がすり減ってしまいますが、
前歯も臼歯も伸び続けることにより、丁度良い噛み合わせを常に保っているのですね。
「 ゾウ 」
大きな身体のゾウさんは、もちろん歯も巨大です。
奥歯は靴底のような形で長さ20センチほどもあります。
臼歯は一生のうち6回も生え換わります。
キバは犬歯ではなく、前歯が変化したものです。
「 カタツムリ 」
カタツムリの歯の数は、なんと1万2千本もあります。
口の下側の少しつき出たところに、1列80本で150列生えています。
このたくさんの歯でペースト状にすりつぶして食べています。
「 カメ 」
カメには歯がありません。しかしその分、アゴの肉が硬くなっていて
食事に困ることはないようです。スッポンは食いついたら雷がなっても
離れないと言われていますが、これは強力なアゴの力です。すごい力ですね。
サメの歯は、6~20列の歯があり、獲物を捕る時に前列の歯が
割れたりすると自然に抜け落ち、代りに後列に控えている歯が、
ベルトコンベアー式に、どんどん前へと出てきます。
この様にしてサメは、2~3日ごとに歯を交換し、常に鋭い状態を保っているそうです。
このシステムによりサメは、一生の内に2万本以上の歯を使うと考えられています。
常に新しい歯で過ごせるなんて、人間の私達には、うらやましい話ですね。
平成28年 9月 矯正診療日
★ 矯正診療日
・ 9月 3日(土) 9時~17時
・ 9月 10日(土) 9時~17時
・ 9月 21日(水) 11時~17時
※矯正は 完全予約制 になっております。
カウンセリング・無料相談をご希望の方や、
ご予約の変更は、お電話でのみ 承っております。
( 添田歯科 06-6643-8148 )
なお、矯正治療は予約が大変込み合っており、
ご予約をお取りしにくい状況になっておりますので、
ご希望の日時がございましたら、お早めのご連絡をお願い致します