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PostHeaderIcon 添田院長ブログ Vol.81 「幸」

 

——————————————————————–院長ブログ

「幸」

  

「幸せ」という言葉を、一日一回は、耳にされるか、目にされると思います。

最も、頻繁に使われる言葉ではないでしょうか?

しかし「あなたは、幸せですか?」と聞かれると、幸せとは、

なんだろうか?と考えさせられることがあります。

毎日、ごはんが食べられること?よい仕事が見つかること?

仕事がうまくいくこと?良いパートナーを見つけ結婚すること?

結婚して、子供に恵まれていること?

結婚しても、お互い干渉せず好きなことをし、ストレスをためないこと?

今で言うタダとも夫婦になりますか。

いや、結婚せずに、気楽にいること?子供が、良い学校に入学すること?

ダイエットがうまくいきスリムな体になること?

などなど、程度の差はあるでしょうが、最大公約数的にまとめれば

「物質的に満たされていること+精神的に満たされていること」になりましょうか?

しかし、人、一人ひとり、年齢、価値観、生活環境も違うので、

幸せの、在り方も 千差万別ではないでしょうか?

「幸」という字を、辞書で調べてみると、いろいろな意味が

含まれているようですが、おもしろいなと思ったものを紹介します。

この漢字はもともと、人が足枷(あしかせ)をはめている姿を

表わす、象形文字で、足枷をはめられるだけで、首を切られなくてよかったという

意味から、しあわせを表わすようになったそうです。

上下の二つを組み合わせると、若死にすることの逆、すなわち、長生きをするという

意味があるそうです。

この「幸」という漢字ができあがった時代は、知りませんが、はるか昔だと思いますが、

その当時から、長生きするというのが、万人の願いであったのではないかと考えられます。

昔は、医療も発達しておらず、長生きするには、まず健康であることが

必須条件だったと考えられます。

今の時代は、医療が発達し、食糧事情も昔から考えると、はるかに良くなっており、

日本人の平均寿命も人生五十年といわれた、戦前から飛躍的に伸びています。

しかしながら、健康でなくても、昔と比べ、はるかに長生きすることは

可能になってきています。

ですから、「長生きすることが、必ずしも『幸せ』を表わすか?」というと疑問が残ります。

認知症になったり、病気で寝たきりになった配偶者の介護に疲れ、妻あるいは夫を殺して、

本人も自殺するという痛ましい事件も、最近では珍しいことではありません。

こういった事情を考えると、一般的には、心身ともに健康で長生きすることが、

「幸せ」につながるといっても過言ではないと考えます。

江戸時代の貝原益軒は「養生訓」のなかで様々な、

養生法の中で、歯の養生法が、全身的な健康に

貝原益軒

非常に重要であると述べています。

実際、益軒は83歳で死ぬまぎわまで、1本の

虫歯もなく、また歯周病などで、歯を失うことなく、

自分の歯で食事をしていたそうです。

そう!皆さん歯の健康は、「幸」につながるのです。

歯の具合が、悪い人はもちろん、歯の調子がいい人も、

半年に一度は、定期検診と口腔内のお掃除をしに、歯医者さんへ行くことをおススメします。

医療法人 添田歯科診療所 院長 添田義博

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