歯のお話⑫ 「歯垢・歯石の除去」
歯垢(プラーク)って何?
歯垢(しこう)は、プラークとも呼ばれ、口の中で繁殖した細菌が
歯の表面や、歯と歯茎の間などに付着した粘着性の白・淡黄色をした
細菌のかたまり(バイオフィルム)です。
いつまでも歯垢が残っていると、口臭・虫歯・歯周病などの原因になってしまいます。
歯垢はうがいだけでは取ることが出来ず、歯磨きでも丁寧で正しい磨き方をしなければ
きれいに取り除くことは出来ません。
歯石って何?
歯石と言うのは、歯に付着したプラークが、唾液や、歯肉の中から出て来る
カルシウム成分と反応して、固くなった物質です。
取り除くことができますが、歯石に変わると、
通常の歯みがきでは除去できなくなり、歯科
医院でなければきれいに除去することができません。
そのままにしておくと、歯槽膿漏に進行してしまいます。
歯石の除去ってどうするの?
歯石除去(スケーリング)は、スケーラーという器具を使用して、歯に
こびりついた歯垢、歯石、歯面沈着物を除去していきます。
スケーラーには「手用スケーラー」「超音波スケーラー」「エアースケーラー」があり、
ソエダ歯科では歯石が溜まっている部位、付着状況等に応じて使い分け、丁寧に
取り除いてゆきます。
歯石除去は、保険適用ですので、通常2回に分けて行い、治療費は合計で
3割負担の方で、2千円弱になります。
歯石除去後、歯と歯のすき間が広くなったように見えることがありますが、
それは歯垢や歯石が付着していたのが、きれいに除去され、
炎症がおさまり、歯肉が引き締まって、本来の状態に戻っただけですので
歯の表面についた、茶渋や煙草のヤニ等が
気になる方は、保険治療内では、歯石除去しか
できないのですが、別途費用(¥5,000~8,000)で、
綺麗に汚れを落とし、ピカピカツルツルにもできますので
ご相談ください。