添田院長ブログ Vol.83 「髭」
「ヒゲ」
25年前の写真が出てきました。
当時、まだ、大学を卒業して2年ぐらいしか
経っておらず、ヤブ医者にもならない、
タケノコ医者だった頃だと思います。
当時、私はヒゲの印象が強かったのか
患者さんから「ヒゲの先生」と呼ばれていました。
先日、その当時からのつきあいの患者さんが、治療に来院されました。
私より、15歳ぐらい年輩の男性ですが、腎臓の病気を患われたようで、
昔にくらべると、老けこまれたような印象を受けました。
「先生、年には勝てんわ。わしは、老けこんで、歯は抜けるし
髪の毛もほとんどあれへんようになるし、身体のあちこち、
ガタガタになってきたわ。それにしても、先生は、見るたびに、
だんだん年が若くなってきて、なんか、化け物みたいやな~」と
『化け物か』思わず私は、2、3年前見た
ブラッド・ピッド主演の「ベンジャミンバトンの数奇な人生」
という主人公が老人の姿で生まれ、年をとるにつれ若返って
いくという映画を思い浮かべました。
その患者さんは、私がヒゲをはやしていた頃をよく覚えておられ
(幸いなことに髪の毛の薄さは父に似なかったせいか)
髪の毛の数も、あまり昔と変わっておらず、ほとんど
白髪もないので、現在の方が若く感じられたのだと思います。
ところで、なぜヒゲをのばしていたか?というと、
私は、小学校に入学したころは、幼稚園児にみられ、
中学校に入学したころは、小学生に、高校に入学したころは、
中学生にというように、外見でいつも年相応に見られたことがなく
大学を卒業し、働き始めたころ、ある年配の患者さんから、
治療を始める前から、「兄ちゃん、ほんとに先生か?見習いの学生さんやろ」
といわれ、タケノコ医者だからしかたがないのですが、
少し、ショックを受けたことを覚えています。
そんなことがあって、少しでも貫禄があるように見せようと、ヒゲをのばし始めたわけです
無精髭のように見苦しくならないように、ドイツ製のヒゲ調髪セットなるものを買って
余分な毛を剃ったり、カットしたり、そして2~3週間に一度、散髪屋でヒゲを本格的に
手入れしてもらったり、なかなかヒゲの手入れというものは、
手間のかかるもので、結局、風邪を引き込み、手入れができなくなり、
顔中雑草のようにヒゲがのびて、鬱陶しくなってやめてしまいました。
結婚してから、一度、ヒゲをのばしたことがあったのですが、
「汚らしい、不潔、人相が悪くなった、あなたには似合わない」などと
毎日のようにいわれ、『ヒゲをのばすのなら、近寄らないで』という目つきで
見られ、結局、のばすのをあきらめて『イスラム教の国に生まれていれば
ヒゲをのばしても、もう少し尊敬をされていたかもしれないな~』という
ひげは、手入れをしないと無精髭となり見苦しくなります。
歯もケアをしないと虫歯や歯周病になり、ひどくなると
抜歯になり、歯抜けで見苦しく、そして噛みにくくなります
そうならないように、年に2回ぐらいは歯医者さんで
チェックを受けられることをお勧めします。
医療法人 添田歯科診療所 院長 添田義博
生やしていない男性は一人前と見なされず、髭のない成人男性は同性愛
者と異教徒だけとも言われる。(ただしイスラム圏でも世俗的な国家で
はこの限りではない。髭の無い代表的なムスリムの著名人にムバラク大
統領やマハティール首相などがいる。)。
Wikipedia のヒゲより