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PostHeaderIcon 添田院長ブログ Vol.73 「代名詞」

 

—————————————————————–院長ブログ

「代名詞」

   

私 「あれ、どこにいったかな?」

妻 「なに?」

私 「あれや、これが使いづらいから、電気屋さんで買った、ほら、ほら・・あれやん」

とっさに、ものの名前が出てこなくて、もどかしくしていると、辛辣なことばが飛んでくる。

妻 「あれ?あれ、これ、じゃわからない、ちゃんと名詞を使って

   主語と、述語で言って、あなたのことば、宇宙人みたいで全くわからないわ」

私「・・・・  」

情けないけど、年齢のせいか、物の固有名詞をど忘れし、とっさに言えなくなり

代名詞ばかりになり、何を言っているのか理解してもらえないことがあります。

私は51歳を過ぎたところですが、「こういった現象は、私だけなのか?

私だけ老化が早いのか?ひょっとして、若年性認知症なのか?」

ふと、不安がよぎることがあります。

私の診療所には、古くから一緒に仕事をしている

私と同年代の先生がいます。仮にT先生としておきます。

先日のことです。

T先生が、患者さんを治療していて

横には、4月に入った新入スタッフが介助しています。

T先生 「あれ、持ってきて」

スタッフ「あれって? どれですか?」

T先生「あれや、あれ、消毒室の引き出しにあるやろ」

新入スタッフが、どうやら見当はずれの器具を持ってきたようで

T先生はかなりイラついた表情で、眉間にしわをよせています。

「それと違う、抜歯に使う、先がギザギザになった」

「???・・・・」

そこに、ベテランスタッフがタイミングよくやってきました。

そのベテランスタッフは、心得たもので

T先生の使うものは熟知していて、素早く、T先生のいう

「あれ」なる器具を持ってきました。

「これやで!」

このやりとりを聞いていて、

「あれ、これ、それなど代名詞が多くなるのは私だけではない」と

内心ほっとしました。

ところで、今、日本全国で、コンビニの数より、

はるかに多く歯科医院があるといわれますが、

良い歯科医院の代名詞といわれるように、

スタッフといっしょにがんばっていきたいと思います!

医療法人 添田歯科診療所 院長 添田義博

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