添田院長ブログ Vol.63 「Hospitality ホスピタリティー」
——————————————————————–院長ブログ
「Hospitality ホスピタリティー」
先日の土曜日11月13日に、私が役員をさせていただいている
年に一度の大会が、梅田で開催されました。
大会では、教育講演の座長(仕切り役)を
させていただきました。
講師の先生は、テレビ、ラジオなどの司会者、
美容情報番組、歯科情報番組などのレギュラー
レポーターとして出演され、歯科医院の受付マナー
研修やスタッフ研修などの講師としても活躍されている、すてきな女性のかたでした。
「歯科医院が今こそ求められるクライアント(患者様)への対応」という
テーマで1時間という短い講演でしたが、なかなか得るところが多い講演でした。
講演の中で、その先生は、本当の意味でのHospitalityホスピタリティーを考えると
患者さんの目線に立ち、患者さんの心理、ときには感情を知ることが重要であると
話されていました。
そして、そのために最初の3分間じっくり相手の言葉に耳を傾けることが
信頼関係を、築いていく上で大切であるということを強調されていました。
hospitalityホスピタリティーという言葉が、強く印象に残り、気になったので、
学会が終って帰宅し、その意味や派生語など、辞書を開いて調べていました。
『hospitalityホスピタリティー=もてなすこと、歓迎、受容性か、
最近、もてなしの精神が大事だといわれているよな~』
妻が、家具のカタログを見ながら、しゃべりかけてきた。
『hospice=ホスピス 末期患者の看護療養施設、宿泊所、
ふ~ん、hospitalityホスピタリティーの派生語か
末期の患者さんだから、温かい、もてなしが必要だよな、』
「これ、デザインがおしゃれと思わない?」
『hospitalホスピタル=病院、(貧困者、老人のための)収容所。これは、病気になった人を
治療したり、看護したりするところだから、ホスピスと同様hospitalityの派生語だな、
う~ん、なるほど』
「この色、とても素敵でいいと思わない」
『hostホスト=(お客をもてなす)主人、旅館の主人、当然hospitalityの派生語でしょ、
ひごろ旦那さんにもてなされない奥さんたちが、こっそりホストクラブに通うと週刊誌に
かいてあったな~』
「聞いてるの?」
妻のいうことも上の空で、ろくろく、見もせず返事をかえした。
「うん、いいんじゃない」
『hostessホステス=(お客をもてなす)女主人、旅館の女将、これもhospitalityの
派生語、結婚前は、たまにカワイイホステスさんのいる飲み屋さんにいったな~」
「ちょっと、いいかげんにして、聞いているの、何を聞いても上の空で・・・・」
『hostilityホスティラティー=敵意、反感、敵・・・これは派生語ではないよな』
睨んでいるではありませんか!
そう、女性講師の先生が言ったように、
(たとえ、夫婦であっても)
会話をはじめて3分間はじっくり相手のいうことに、
耳をかたむけることが大切であると。
でないと、hospitalityホスピタリティーが
hostilityホスティラティーに変わってしまうおそれがあります。
hospitalityホスピタリティーということに視点をおいて
来院していただいたかたに、気持ちよく治療を受けて頂けるよう
頑張っていきたいと考えています、よろしくお願いいたします。
医療法人 添田歯科診療所 院長 添田義博