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PostHeaderIcon 院長ブログ Vol.53 「袖触れ合うも・・・・・」

 

———————————————————————-院長ブログ

「袖触れ合うも・・・・・」

            

「袖触れ合うもタショウの縁」という言葉があります。

お恥ずかしことですが、学生時代は「タショウ」を「多少」と勘違いしていました。

実際は、「タショウ」は「他生(多生)」が正解です。

「他生」とは、前世あるいは来世の意味だそうです。

このことわざは、前世を表わしていて

『袖が触れ合うような些細な事でも、前世からの深い因縁で起こる』

という事を意味しています。

おそらく仏教の教えからでた ことわざではないかと思います。

少し堅い話になりますが、このことわざを聞くと仏教で言われる

「三世両重の因果」という言葉が思い浮かびます。

過去・現在・未来は一つの鎖のように繋がっていて

過去の行いは現在に影響を及ぼし、結果として現れ

現在の行いは未来に影響を及ぼし、結果として現れる。

まさしく因果応報。

悪い行いは悪い結果に、善い行いは善い結果として自分に帰ってくる…

  

「飽きもせず、またブログ。あなたも相当暇人ね~。

明日ごみの回収の日だから、溜まっているダンポール

の空き箱を潰してひもで括ってくれないかな~」

こうして茶々入れし、何か雑用を言いつけにくる妻とも、

前世で深い(不快?)縁があったのだろうか…と思わず妻の顔を見てしまうのでありました。

数多くある歯科医院の中から、当医院を選んで来院して頂いている患者様とも

何となく袖を触れ合うよりも、もっと深い縁を感じます。

そして その縁が良いものになるよう、スタッフとガンバッテいきたいと思います。

医療法人 ソエダ歯科診療所 院長 添田義博

  

※厳密には他生より「多生」が正しい。

 仏教の輪廻転生(何度も生まれ変わる意味)の考えから現世以外の多くの生を意味する。

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