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PostHeaderIcon 院長ブログ Vol.47 「彼岸」

 

—————————————————————–院長ブログ

「彼岸」

  

今年の夏は、記録的な猛暑が続き、日本全国で最高気温が

35度以上の猛暑日が、134か所も観測され、群馬県、埼玉県、

東京都の一部の地域などでは38度をこえる最高気温が

記録されています。

この猛暑のおかげで、高齢者の方を中心に多くの人が熱中症で

亡くなられています。痛ましいことです。

9月になっても、厳しい暑さがつづいています。

「暑さ寒さも彼岸まで」といわれますが、彼岸の訪れが、待ち遠しいものです

 

ところで、彼岸とは、仏教の言葉で、煩悩を脱した悟りの境地のことだそうです。

因みに、我々が生きる、煩悩や迷いに満ち溢れたこの世は、「此岸」(しがん)というそうです。

春分、秋分を中日とし前後それぞれ3日をあわせた7日間を「彼岸会」といいいます。

中日には、先祖に感謝し、残りの中日前後の6日は、彼岸(悟り)にいたるための

六つの徳目(六般波羅蜜)を一日一つずつ修めることとされています。

この期間に行われる仏事のことも「彼岸会」といい、お彼岸に、お墓参りをしたり、

先祖の法用をおこなったりするのは、こういった理由だと思われます。

さて、お彼岸のお供え物として

春は、「ぼたもち」、秋は、「おはぎ」が

よく知られています。

これは、春の彼岸の頃には、

牡丹(ぼたん)の花、秋の彼岸の頃には、

萩の花が美しく咲くこと、そして、おはぎや

ぼたもちの小豆の赤が、災難から身を守り、邪気を払うという信仰と、

彼岸会の先祖に対する法用が、結びついたものと考えられます。

お彼岸の日、ご先祖さまの供養も大事なことですが、

おはぎなどのお供え物のおすそ分けを食べた後は、

自分の歯のケアーも忘れずに。

医療法人 ソエダ歯科診療所 院長 添田義博

 

六般波羅蜜:「ダンナてナンダ?」参照

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