院長ブログ Vol.46 「バカ、馬鹿、莫迦」
———————————————————————–院長ブログ
「バカ、馬鹿、莫迦」
「院長、スケーリング(歯石除去)の器械がバカになって使えなくなって、
修理が必要みたいです」
「修理代もバカにならんやろな」
「一応、業者さんに修理の見積もり出してもらったんですが、7・8万円はするそうです」
「え~そんなするの、修理だけやのにバカに高いな。バカらし、それやったら新しいの買うのと
あまりかわれへんな」
『器械がバカになる』、『バカにならん』、『バカに高い』、『バカらしい』
『バカ』という言葉は、日常生活で最もよく使われる、ネガティヴな
言葉(たまにポジティブな意味で使われる事もありますが)の1つ
ではないかと思います。
『バカ』の意味を調べてみると
1.知能が劣り愚かなことをいう
人や人の格好、行為などをののしっていうときに用いる(「バカ野郎」など)
2.世間の常識にひどく欠けている事、また そういった人を指していう(「親バカ」など)
3.つまらない事、無益な事、また そういった行為を指して言う(「バカなまねをする」など)
4.度が過ぎる事、程度が並はずれている事などを指していう(「バカ正直」など)
5.用をなさない事、機能が失われる事などを指していう「ネジがバカになる」など
また『バカ』の語源は、様々な説があるようです。
① バカは「莫迦」という漢字で表わすことができます。
この莫迦はサンスクリット語で「無知・迷妄」を意味する「baka」
「moka」が中国に伝わって、音写され「莫迦」になった。
② 古代中国 秦の時代に若い皇帝を操り、強力な権力を握っていたと
云われる宦官 趙高が皇帝に「これは馬でございます」と
言って鹿を献上したところ皇帝は驚き
「これは鹿でござろう?」と周りの群臣達に尋ねたところ
群臣達は、趙高の権勢を恐れ皇帝に、鹿を馬と言った。
この史記にある故事に因んで、バカを「馬鹿」というように
なった。
③ むかし支那に「馬」という姓の富豪の一族がいて、
くだらないことにお金を湯水のごとく使い、その家が荒れ放題になったという
白居易の詩の一説から生まれた説で、馬家の者から「馬鹿者」になったと云われる。
④ 禅の経典に出てくる「破家」(破産するという意味)に「者」をつけ
「破産するほど愚かな者」ということから「馬鹿者」という言葉が生まれた。
他にも様々な説があるようですが、どれも確定的なものではないようです。
『う~ん、バカ・馬鹿・莫迦か…バカにもいろいろ云われがあるんだな~』
自分で調べたバカの語源に感心していると、妻がやってきて
「あっ!また馬鹿のひとつ覚えみたいに、面白くないブログ書いてる。
そんな誰も読まないものに時間をかけて、バカバカしいと思わない?
ウサギ編集長もあなたの莫迦げた自己満足に付き合わされて、かわいそう」
(ブログNo.4『兎に角』を読んで下さい)
そうです、私は妻にバカにされても 馬鹿にされても 莫迦にされても
頭のネジがバカになるまで、ブログを書くつもりです。
皆さん、応援して下さい。
医療法人 添田歯科診療所 院長 添田義博
※宦官:東洋諸国で宮廷や貴族の後宮に仕えた、去勢された男子。
中国・オスマン帝国・ムガール帝国などに多かった。王や後宮に近接している為
勢力を得やすく、政治に種々の影響を及ぼした。
宦者(かんじゃ)ともいわれる。(Yahoo辞書)