院長ブログ Vol.36 「花火」
————————————————————–院長ブログ
「花火」
開催されます。
私の家から、車で15分ぐらいのところでも8月1日に、日本一の
打ち上げ数を誇る、PLの花火大会が開催されます。
その日は20万にとも30万にともいわれる人が
花火観賞に集まってきて大変なにぎわいを見せます。
幸い、私は家からも見ることができますし、歩いていけるところにも
花火がきれいに見えるスポットがあるので、その日は夜空に
一刹那、 美しく開花する火と光のアートを楽しみます。
ところで、花火というと GASTON HOFFMANN(ガストン ホフマン)
というフランス パリのデザイナー ユーモア作家の 「Feu d‘Artifice」
「花火」 という作品を思い浮かべます。
絵をみると『歯を削られることが、大変な苦痛である』
と いうことが、患者さんの表情や足の状態からも
うかがえます。
患者さんの苦痛などおかまいなしに、女性歯科医が
ハンドピース(切削器具)を手に、おぼつかない様子
で、患者さんの歯を夢中になって削り、口から花火(火花のほうが
正しい表現ですが、解説では花火となっています)が飛び散っています。
歯科医と患者さんの姿、飛び散る花火、なんともユーモラスな作品です。
一昔前は、私が卒業したころは 固い金属の被せものを削ったりするさい、
線香花火のように、火花が飛び散ることがありました。
今は、治療器具も進歩し歯の治療をして火花が飛ぶことはありません。
ただ、患者さんにとって歯の治療は、想像以上にストレスが
かかることは間違いないでしょう 。
(私も父に歯の治療をしてもらったことがありますのでよく分かります
ブログVol.20「IN ONE’S MOUTH」読んでください)
花火のシーズンになると、HOFFMANNの作品が思い浮かび
できる限り優しく、患者さんのストレスを和らげるような治療を
心掛けようと改めて肝に銘じます。
医療法人 添田歯科診療所 院長 添田義博
出典 : ART AND THE DENTIST BernardS.Moskow