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PostHeaderIcon 院長ブログ Vol.24 「角各鹿歯科 (かくかくしかじか) 」

    

————————————————————-院長ブログ  

「角各鹿歯科(かくかくしかじか)」 

   

今年3月に奈良公園の鹿が矢で射られ、その傷が原因で 

死んでしまったという事件がありました。 

まったくひどいことをする輩がいると憤りを感じます。 

ところで、なぜ奈良公園にはたくさんの鹿がいるのでしょうか? 

710年(和同3年)、藤原不比等が平城京守護の為 春日大社を

創建する際に、  鹿島(茨城県鹿島神宮)から勧請した神が、

白鹿に乗って春日山に入ったとの 言い伝えから「神の使い」として、大切に保護される事に

由来しているそうです。 

その為に昔は、鹿を傷つけたり殺したりすると重罪を科せられ、 

死刑になった事もあったそうです。 

時代が違えば、奈良公園の鹿に矢を射た輩も死刑になったかもしれませんね。 

さて、鹿は、角をみると年齢がわかるそうです。 生まれて1歳半までは角はありません。

2歳でパイプのような角が生え、 3歳で2つに枝分かれします。 

4歳で3つに枝分かれして、5歳以上で4つに枝分かれします。 

この様に、鹿の年齢は角が基準となるようです。 

もっとも角があるのはオスだけですから、メスは外見をみても

年齢がわかりません。 

この点に関しては、人間も同じような気がします。 

人間には角がないので、外見と年齢が一致しないことがよくあります。 

私の妻は角が生える事があり、年齢とともにその回数が増えて。。。 

   

冗談はさておき、私は歯に携わる仕事をさせて頂いていますが 

古来 中国では、歯は年齢を判断する基準とされていたそうです。 

「歯」という漢字は、もとの漢字は「齒」です。 

下の部分は、開いた口の中に歯が並んでいる事をあらわす

象形文字で、 読み方を示す「止」(し)を組み合わせ「歯」という

字ができあがりました。 

歯は成長とともに抜けかわり、かけ落ちる事から歳の意を

あらわすようになり 歳の意味をあらわす「レイ」という読み方を

示す「令」と組み合わせて 年齢をあらわす「齢」という字ができたと考えられます。 

我々は仕事柄、外見から年齢が分からなくても歯を見れば 

おおよその年齢はわかります。 

12歳までのお子さんの場合、乳歯やそれに代わる永久歯の生え具合で 

年齢はわかります。 

生後6カ月で乳歯が生え始め(通常 下顎の前歯)、2~3歳で上下合わせて 

乳歯20本すべてが生えそろいます。 

4~7歳で永久歯が生え始め(6歳臼歯とわれる第一大臼歯)、12~13歳で    

すべての乳歯が永久歯に生えかわり、第一大臼歯の奥に第二大臼歯が生え、 

永久歯すべてが生えそろいます。(親知らずは除く) 

詳しく知りたい方は来院して頂いて、受付で「ブログを見た」と言って頂ければ、 

歯の生え変わりダイヤル

お子様用歯ブラシと歯の生えかわりダイヤルを差し上げます。

(数に限りがあります。お早目にお越しください) 

また、お子さんの歯の生えかたや歯並びが心配なかた、 

当院では矯正の専門医による無料の相談等も行って 

おります。(要予約) 

では 永久歯が生えそろった後は、歯を見てどの様に 

歯の生え変わりダイヤル

年齢がわかるのかと言いますと、歯のすり減り具合で 

おおよその年齢はわかります。 

13~20歳までは咬耗は認められませんが、

20~30歳で歯の先端部が 若干すり減ってきます。 

30~40 歳では咬耗が進み、象牙質が点状もしくは

糸状に露出し、 40~50 歳象牙質がある程度の幅を

持って露出します。 

50 歳以上では 顕著な咬耗が認められます。 

(個人差はありますが歯ぎしりの強い方は、実年齢と歯の擦り減りかたが 

離れて見える場合もあります) 

歯の擦り減りかた以外にも、歯肉の退縮の度合い(歯茎のやせ具合)や 

抜けた歯の本数なども、年齢を判断する基準になります。 

歯と年齢に関して私の今までの経験からいいますと、歯のケアをよくされているかたの方が 

見た目も健康的で若く見える方が圧倒的に多い様な気がします。

顔や体を若く見える様にする事も もちろん大切だとは思いますが、歯のケアをしっかりとして、

しっかりと噛めて毎日楽しい食生活を おくれる事(ブログNo.5「カムカムダイエット」

を読んで下さい)が、全身的な若さをキープすることに 繋がると考えます。 

歯の調子が悪い方はすぐに歯医者さんへ、歯に自信のある方も 少なくとも年に2,3回は、 

歯医者さんで歯のプロフェショナルケアを受けられる事をお勧めします。 

きれいな歯は若さの象徴ですぞ! 

医療法人 添田歯科診療所 院長 添田義博  

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