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PostHeaderIcon 院長ブログ Vol.7 「おもしろきことのなき世をおもしろく・・・」

      

————————————————————-  添田院長 ブログ

「おもしろきことのなき世をおもしろく・・・」

NHKの大河ドラマ「天地人」やカブコン「戦国BASARA」などの影響もあり

最近は、歴史に興味をもち歴史に詳しい女性(いわゆる歴女)もたくさんおられると

思います。わたしの学生時代はカブコン等のゲームソフトはありませんでしたが

歴史小説が好きで、司馬遼太郎さんや、吉川英治さんなどの小説を読みあさったものです。

さて、4月14日は幕末の志士、27歳の若さで、この世を去った

長州藩の高杉晋作の命日です。

晋作は辞世の句を 「おもしろきことのなき世をおもしろく・・・」と

詠んだところで力つき、続けることができなり続きの句を、

看病していた野村望東尼(のむらもとに)が

「すみなすものは心なりけり」と詠んだといわれています。

句の意味としては、わたしの勝手な解釈ですが

「つまらない世の中、人生を、おもしろくし生きていくのは

心の持ち方次第」ということでしょうか?

興味があるかたは、司馬遼太郎さんの小説「十一番目の志士」を読んでみてください。

    

お恥ずかしい話ですが、父の仕事が歯科医師であったので自分から歯科医に

なりたいという強い意志もなく、何となく、大学に入学、卒業そして国家試験に合格し、

何となく歯科医師になりました。

そういうわけで、歯科医師として働き出したころは、もともと人見知りが強く、

人と接するのが苦手なこともあり仕事でちょっとうまくいかないことがあると憂鬱になり、

落ち込んでしまい自分の殻に閉じこもってしまうことが多かったのですが家族や、

自分のさせていただいた治療に感謝し頼りにしてくださる患者さん、

一生懸命働き自分を支えてくれるスタッフ、

技術はもちろん歯科医師としてのありかたなど教えをいただいた先輩など

様々な出会いなど通じ、年を経るごとに、仕事がおもしろくなり

今では、きついこと、少々うまくいかないことがあっても、前向きに考え

落ち込むことがなくなりました。

さきほどの高杉晋作(+野村望東尼)の辞世の句のように、

心の持ち方で、世の中、人生は変わるもので

前向きに、自分の与えられた仕事に感謝し一生懸命生きていくことが

大事だなと実感しています。

    

医療法人 添田歯科診療所 院長 添田義博

 

辞世の句:人が死に際して詠む漢詩、和歌またはそれに類する短形詩で東アジア固有の風俗といわれている

野村望東尼(のむらもとに):幕末の福岡藩士野村新三郎の妻、「もと」と言う名前で女流文学者であり、 高杉晋作や平野国臣などの勤王の志士達を庇護したといれている

   

 

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